コラム

新しい塾。自立学習型の学習塾とは?

 

塾業界の流れ

「塾」というと、みなさんはどのような場所をイメージするでしょうか?おそらく年代によっても差が出てくるでしょう。

・進学のために高度な学習を提供する場所

・苦手な部分を補習してくれる場所

塾に通う目的は様々です。個人の状況もあるでしょうし、社会(時代)の流れもあります。教育環境が整い、高校に行くのが当たり前に、高度経済成長とともに大学全入時代、そしてさらに単なる学力だけでなく、個性を活かす社会、能動的・自発的な行動を重んじる社会。

そういった時代の流れに合わせて、公教育とは市場を分けて私教育も発展してきました。熾烈な受験戦争のための集団指導塾。さらに大学全入時代に向けて、過疎地でも同じレベルの教育を受けられるようにと映像授業やオンライン指導。そこから個人のレベルや目的に合わせて指導する個別指導。

そして、最近は激しく変化する社会の中で、能動的・自発的に自分で考えて行動できる人への成長を目的に「自立学習型」の塾も増えてきました。

このように塾も様々な形に広がりを持っています。

 

 

自立学習とは?

では、「自立学習型」の塾とはどういった塾なのでしょうか?みなさんがイメージする塾とは真逆のカタチかもしれません。いわゆる「教えない塾」として最近は教室数が増えています。

成績を上げるために必要な「自ら学習する力」を育てることに重きを置いているタイプと言えます。つまり、自立学習は子どもたちに主体性を持たせ、「自ら学習する力」を身につけるための学習スタイルです。塾では、子どもが自発的に取り組むことが出来るように様々な仕組みがあります。個別の学習レベルに合わせたテキスト・問題の選定、カリキュラムなどです。子どもたちは自分で問題が解けるようになることで、「自信」をつけることができ、それが次の学習への「意欲」になります。この流れが定着していくことで、子どもたちは塾の先生から「教わる」のではなく、積極的に「自ら学ぶ」流れになっていくのです。

 

 

自立学習型学習塾の特徴

学習塾で、最初にイメージされる「集団指導型」の学習塾はいわゆるスクール形式での講義型の授業が一般的です。学校の授業と同様の形式です。教科やレベル別に教室が分けられるのが一般的です。均一化されたレベルの高い授業を受けられるのが大きなメリットです。

また、「個別指導型」の学習塾では、生徒は講師から指示された教材の問題を解いていき、わからないところをその都度教えてもらい、次に進むという流れになっています。ひとり一人のレベルや進度に合わせて進めることができ、わからない部分などをその場ですぐに先生から教えてもらえるという点が大きなメリットです。

一方、「自立学習型」の学習塾では、自分で教材を開き、自分で問題を解き、間違えてたところは映像授業で理解したり、個別で指導を受けたりし、類題演習を進め、定着させていくというのがい多いようです。講師は理解度をチェックしたり、カリキュラムの指導をしたりといったサポートが主のようです。

自立学習とは、「与えられる学び」ではなく、「自ら求める学び

社会が様々な個性を求め、多様化している中で、子どもたちの学び方もそれに応えるように多様化しているのです。これまでのような一斉指導や個別指導だけでは、その多様性・変化の早さについていけない部分も出てきます。だからこそ、自主性を持ち、主体的な学びを実践する「自立学習型」の学習塾が増え始め、これまでの「与えられる学び」から「自ら求める学び」へと変化しているのです。

 

 

「自立学習型」の学習塾に合うお子さま

これまでの「与えられる学び」から「自ら求める学び」へと大きく変化した「自立学習型」の学習塾。先に述べたような特徴がありますが、だれでも効果が出るというわけではありません。様々な学びの形があるように、当然ですが、合う・合わないということがあります。

能力育成の観点からは、以下のような特徴があります。

問題解決力

トラブルや課題に対してあらゆる角度から分析し、解決まで冷静に取り組める力。地頭のバランスが見えます。自立学習では、自分で答えと問題との因果関係を考えなければいけません。そのため、大いに悩み、大いに考えます。その結果得られるのがこの力。受け身の学習では身につかない力なので、その先に進学していくときに大変大切な力となります。

 

着眼点

この力は、問題点や課題解決の出発点を見つける力です。先の「問題解決力」と同じことですが、答えと問題との因果関係を考えていくと、「あぁ、○○すれば、こうなるんだ!」のキッカケを見つけ出すことができます。そうすると、ちょっと変わった問題と出合っても、答えにつながるプロセスをひらめくようになります。

 

検索力

検索力とは、頭の中にある知識をうまく思い出す力のことです。暗記力にもつながります。自立学習では、自分で辞書を引いたり、参考書で調べたりする時間がたくさんあります。その作業を続けていく中で、頭の中に分類分けした知識が蓄積されていきます、もちろん、辞書を引く行為は面倒くさいのであまりしたくありません。その気持ちが必然的に検索のレベルを上げてくれるのです。

 

ここで紹介した能力が既に高いお子さまは「自立学習型」の学習塾でも成果を出しやすいタイプかもしれません。また、「自立学習型」の学習塾に通うことで上記のような能力を伸ばすことも可能です。

ぜひ、塾選びの新しい選択方法として参考にしてください。