今、流行っているプログラミング教室。
2020年度の学習指導要領改訂で、小学校教育に新しく登場するのがこのプログラミング教育。親世代が習ったことのない学習ですので、さぞ保護者の皆さんも不安いっぱいなことでしょう。
しかし、この授業はC言語や専門用語を使ってゼロから何かを作り上げることはしません。プログラミング教育は、理科や算数、英語などの授業の中に少し体験として組み込まれるものであり、スクラッチといわれるマウス操作で学習するだけです。
つまり、プログラミングを本格的に将来の仕事にしたいのであれば、プログラミング教室に通う必要があります。しかし、あくまでも主流の教室はこのスクラッチを利用した教室かと思われます。
この教室に通う目的としては、「将来の仕事に役立てること」となるでしょうが、スクラッチなどコンピュータ言語を使わない教室に通われる際は、「仕事のため」ではなく次の能力を育むことを目的に通われることをお勧めします。
①着眼点
この力は、問題点や課題解決の出発点を見つける力です。自分が何かを操作するためにプログラミングを設定するとなると、そもそも何をしたいのか?に気づいていないと何も始まりません。つまり、この着眼点が強いお子さんが吸収力が高いですし、この力をつけたいと思われる方にお勧めなのです。
②イメージ力
イメージ力とは、見えない部分を頭の中で見通す力。図形を頭の中でクルクル回せる子が、設定を見通しの立て方が得意です。この力が強いお子さんは、計算を過程なしでもミスせずに正解する力や図形の展開図が頭の中で正確に想像できます。正式にゼロからプログラムを組み立てていく際、しっかりと頭の中でつながりをイメージできないと製品は完成しません。とても大切な力です。
③図形的能力
図形を合成する力やつながりを理解する力に長けています。つまり、設定をどうつなげれば結果として効果的なことができるか?や、仮説の「創造」に役立ちます。この力が強いお子さんは、図形問題を瞬時に理解できる力があります。プログラムを設定する際、その数手先をしっかりと創造しながらプログラムを組み合わせていきます。その時に頼りになるのが、この力です。
いかがでしたか?
お子さまにはこの能力がありますか?
また、この力を伸ばす可能性がありそうですか?
ただ流行っているからなんとなく通わせるのではなく、その習い事に通うことでどんな能力が伸ばせるのか?しっかりと将来に向けてイメージをもって通うことで、より効率よく、効果的に通うことが出来ます。