ますます増える英会話教室の需要
保護者が保護者が通わせたい習い事ランキングで必ずトップ3に入る英語・英会話教室。学習指導要領の改訂、大学入試制度の変革も重なって、ますます需要が広がってきています。
保護者が通わせたい理由としてもストレートに
「英会話スキルを身につけて欲しい」
「英語に慣れてほしい」
と思うことが多いようです。
何歳から英会話を始める?
そんな中、習わせている保護者に何歳から習わせているか尋ねてみると、
グラフからわかる通り、3才までに約7割近くの方が習わせ始めています。言葉の力なので、早い方が良いということでしょうか。
実際、0歳児から受け入れをしている英会話教室もあります。
英会話教室に通わせる目的を明確にする
どんな習い事もそうですが、通わせる目的を明確にすることは重要です。一口で「英会話教室・といっても様々なタイプがあります。
ネイティブ講師による英会話教室、音楽や教材を用いての英語教室などなど
英語・英会話教室に通って「英語」をどうしたいのか?によって習わせる場所が変わってくるかと思います。例えば、仕事で使えるようにするのか、日常会話ができるようにするためか、英語を嫌いにならないようにするためかなどです。
教室によって目的やスキルが様々ですので、まずはいろんな教室をじっくり体験されることをお勧めします。
英会話教室で伸びる能力
そして、英会話教室に通うこで、語学としての「英語」以外に身につけられる能力があります。それぞれを説明していきます。
理解力
「理解力」とは、問題文をしっかりと理解し、読み取る力です。出題の意図は何なのか、その細部まで読み取ることで全体像が見渡せるようになります。
「英語」は、学習する方からしたら多くの方にとって外国語です。“聞き流し”ができません。その分、集中して言葉を頭に落とし込もうとすることで、この力がついていきます。
ただ、ネイティブ並みに二言語理解できる場合は、それぞれを母国語として理解するので、この力はつきにくいかもしれません。つまり、英会話教室で日常会話がスムーズにできるようになるということは、英語を英語として解釈できるようになったということです。その場合は、ネイティブが読むような英文を利用しながら、この力をつなげていくことをお勧めします。
イメージ力
「イメージ力」とは、見えない部分を頭の中で視る力です。図形や立式の過程づくりに活かされます。
言葉を理解するということは、頭の中で話されているその状況をしっかりイメージできているということです。状況把握力にもつながっていきますので、疑似留学気分でその環境を楽しむとこの力が備わっていきます。
語い力
「語い力」とは、言葉を豊富に知っていて、それを使う力です。読解の基本力がわかります。
会話もそうですが、英文を作るときには、言葉を豊富に知っていることが大切です。
例えば、「お水はいかがですか?」を初歩的に言うと「Do you drink some water?」となり、それを「Would you like some water ? 」「Would you drink some water?」などと言い換えることで、相手に伝わるコミュニケーション言語が完成します。日常会話では何も違和感がなくても、ビジネスや社交的な場ではわきまえた言葉遣いが必要になります。その感覚を理解するには、国語(日本語)の理解も必要となります。
さて、英語を話せるようになっても、外国人と対等に対話できるかというと、そうはうまくいきません。まずは文化の違いがあります。英語を通して異文化を学びながら、日本の文化も学ぶことで異文化理解が進んでいきます。そして、どのような目的で習わせるにしても、最後は“相手の意見を尊重しつつも、堂々と自分の意見を述べられるようになることが最大の目的です。これが英語教育の原点ですので、ぜひご参考にされてください。